CLISP のインストール (Windows)
Common Lisp の処理系のひとつである CLISP をインストールする方法についてのメモ (Windows).
インストール
http://clisp.org/ へ行く.
しばらくすると clisp-云々.exe みたいなのがダウンロードされるので,適当なところに保存して実行する(このファイルはインストール終了後に削除してよい).
Setup Wizard が起動するので,Next とか I Agree とか Install とかを押していけばインストールされる(インストールする項目などをカスタマイズできるが,とりあえずそのままでよい).Completed と表示されたら Close で閉じてよい.
CLISP (の REPL) の起動
インストールされたことを確認するために,CLISP(の REPL*1)を起動してみる.とくにカスタマイズせずインストールしていれば,デスクトップに GNU CLISP のアイコンができているはずなので,そこから起動できる.起動すると次のような表示が出る.
i i i i i i i ooooo o ooooooo ooooo ooooo I I I I I I I 8 8 8 8 8 o 8 8 I \ `+' / I 8 8 8 8 8 8 \ `-+-' / 8 8 8 ooooo 8oooo `-__|__-' 8 8 8 8 8 | 8 o 8 8 o 8 8 ------+------ ooooo 8oooooo ooo8ooo ooooo 8 Welcome to GNU CLISP 2.49 (2010-07-07) <http://clisp.cons.org/> Copyright (c) Bruno Haible, Michael Stoll 1992, 1993 Copyright (c) Bruno Haible, Marcus Daniels 1994-1997 Copyright (c) Bruno Haible, Pierpaolo Bernardi, Sam Steingold 1998 Copyright (c) Bruno Haible, Sam Steingold 1999-2000 Copyright (c) Sam Steingold, Bruno Haible 2001-2010 Type :h and hit Enter for context help. [1]>
試しに [1]>
の後に (+ 1 2)
と入力してみよう(入力のあとは常にエンターキーを押す必要がある).
[1]> (+ 1 2) 3
CLISP を終了するには (quit)
と入力する(もしくは,よくわからなくなったら×ボタンで閉じることもできる).
[2]> (quit)
コマンドプロンプトからの REPL の起動
コマンドプロンプトからも REPL は起動できる.
まずコマンドプロンプトを立ち上げる.これには幾つか方法があるが簡単なものをいくつか示す.
Windows 10 であれば,左下の Cortana(何でも聞いてください)に「コマンドプロンプト」と入力すれば候補に出てくる.
windows キー(キーボード左下の windows マークの描いてあるキー)を押しながら R キーを押して「ファイル名を指定して実行」を立ち上げ,cmd と入力して OK を押すことでもコマンドプロンプトを起動できる.
デスクトップや適当なフォルダ内で,Shift キーを押しながらマウスの右クリックすると「コマンド ウィンドウをここで開く(W)」というのがあるので,そこからコマンドプロンプトを起動できる.
コマンド プロンプトが立ち上がったら,そこに CLISP と入力(してエンター)することで CLISP(の REPL)が起動できる.あとは同様.
※ コマンド プロンプトから REPL を起動した場合,(quit)
で REPL は終了するがコマンド プロンプト自体は終了しない.
コマンド プロンプトを終了するにはそのあとに exit と入力する.
アンインストール
もし CLISP が不要になった場合は次の方法でアンインストール(削除)できる.
「コントロールパネル」 -> 「プログラムのアンインストール」 から GNU CLISP を見つけてアンインストールする.
*1:read-eval-print-loop; 対話型評価環境